最初に出版された『木と学ぼう PreK-6』とはどこがどう違うのですか?
1993年の大改訂で、PreK-8の幼稚園前から中学二年生ぐらいまでを対象にした、5つの概念を教える96のアクティビティ・ガイドになりました。トピックを教えるより、概念を教えることを教育的指導者に意識づけることで、より応用力のある学びにつながります。また2006年の改訂では、インターネットなどの情報リテラシー、読書の奨めなどが充実した他、#12 侵入種、#84 地球の気候の二アクティビティを追加し、視野が地球規模の環境教育へと発展しました。
○ 多様性、相互依存性、システム、構造とスケール、変化のパターンという概念によって環境を読み解ける力を養うカリキュラムへと成長した。
○ 地球気候変動など地球規模での環境問題も含んだ包括的なカリキュラムに成長した。
○ アクティビティのすすめ方が、1. 2. 3. 4. などの導入、展開、ふりかえり、まとめという「経験学習の四段階」的な構成として明確化された。
○ 幼稚園前から中学生の多様な対象に合わせるためのアイデアが、「発展」などの形で明確に示された。
○ もともとあった「思考スキル」が、科学振興会などの整理の枠組みなどから再整理され、強化された。

【詳細情報】
 1975年に出版されたPLT木と学ぼうのガイドは、PreK-6幼稚園前から6年生対象と、7-12中学1年生から高校三年生対象のものと、二冊に分かれていました。それぞれ89個、88個のアクティビティが「環境の意識化」「木々の多様な役割」文化的情況」「社会的な視点」「自然の管理と生態系の相互依存」「生命維持システム」「ライフスタイル」の7章だてで構成されていました。1977年87年88年90年92年と改訂を繰り返し、毎年のファシリテーター育成人数に応じて、出版数を決定するというシステムが確立されて行きました。
その間にも、多くの州でPLTガイドをベースに州ごとのガイドも開発され、PLTネットワークがカバーしたいと願う範囲が拡大し、またアクティビティも洗練されていきました。
PLT事務局では1990年から、それらの内容も含めて、大改訂の準備に取りかかり始めていました。
PLT 日本事務局が翻訳にとりかかった1991年には、改訂の方向性も見えてきていましたが、まずは、基礎となるPreK-6ガイドの翻訳をすすめました。特に、野外教育指導者からのニーズに答えるには、学校教育カリキュラムとの対応が強調される改訂版よりよいと考えたからです。
しかし、ほとんどの要素が96のアクティビティに吸収されており、指導者育成としては「モジュール 野外活動20」を使う方法もあるのではないかと考えています。

PLTファシリテーターにはどのようにすればなれるのですか?
コースが6時間コースと12時間コースの二種類あります。12時間コースを受講したPLTファシリテーターは、6時間までのファシリテーター養成研修を開催することができます。
いずれのコースを受講したファシリテーターも、PLTのアクティビティを実践することができます。

PLTファシリテーターの資格を取るメリットは何ですか?
室内、野外の両方を活用した、大切な環境問題のトピックのほぼすべてに対応した多様なアクティビティ・ガイドを手にすることができます。また、しっかりとした教授法に基づいた指導法を身につけることができます。例え、単発のアクティビティの指導であっても、幅広いカリキュラムの中に位置づけられているので、見通しをもって、指導することができます。

受講費はいくらですか?
PLTガイド和訳版を購入していただくことが必要です。2009年5月以降は400ページのガイドを5000円で提供していく予定です。全国でファシリテーター養成研修を行うことができるPLTファシリテーターが20名ほどいます。
養成研修の主催者によって、その他の費用は違ってきます。それぞれの主催者にお問い合わせください。
ERIC事務所で行われるPLT研修は12時間研修、二日間で二万円(テキスト代別)です。

PLT研修はいつ、どこであるのですか?
ERICのホームページで最新情報を提供しています。年間25回ほど、開催されています。過去の実績も紹介していますので、主催者にお問い合わせください。

PLTガイドだけを購入することはできますか?
できません。これは、米国でもそうなのです。